私たち宇宙物理学研究室の岡本崇講師は、国立天文台や東京大学の研究者と協力して、ビッグバンから2.5億年後の宇宙で星形成の証拠を発見しました。この研究は2018年のNatureに公表されています。この研究の大切な点は、最遠方の銀河で酸素の輝線を観測して正確な距離132.8億光年(赤方偏移9.11)を示したこと、もう1つは、この銀河には、135.5億年前にも星を形成していた証拠があることが分かったことです。これはビッグバンから2.5億年後の宇宙(赤方偏移に換算すると15)です。宇宙のこんなに早い時期に星形成が起きた証拠を見つけたことは大変重要な発見です。詳しくはこのページをご覧ください。岡本講師は、ビックバン直後の初期宇宙から現在に至る膨張宇宙の中で、銀河がどのように形成されてきたのかを系統的に理論研究している研究者で世界的に活躍しています。
宇宙物理学の研究者です
- 1. 2023年雑誌日本の科学者7月号「天文学・宇宙物理学30年の進展」を先着順で進呈します
- 2. 2023年6月共同研究が国立天文台野辺山電波観測所のニュースリリースに取り上げられました
- 3. 2021年12月にJWST望遠鏡が打ち上げられ2022年2月に宇宙からの光を初検出
- 4. 2020年のノーベル物理学賞はブラックホールの研究に
- 5. ビッグバンから2.5億年後の宇宙で星形成の証拠を発見(北大宇宙物理学研究室 岡本崇さん)
- 6. 2019年ノーベル物理学賞は宇宙物理学に
- 7. 2018年6月オリオン大星雲:分子雲衝突による巨大星形成を立証 (名古屋大学、国立天文台、京都大学との共同研究)
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- 重力波の観測に初めて成功―その意義を北大研究者に聞く(いいね!北大)
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