宇宙物理学的生活 宇宙物理学的日常生活 宇宙物理学的日常生活 宇宙物理学的競馬予想 Tatary in South-East Asia

イチガツノオカモトサン


1月31日

差し出したつもりはない

 首から背中にかけて右の筋を寝違えたらしくおげ〜と苦しみながら生活をしていたのだが、昨日あたりかなり良くなったような気がした。今朝目覚めると左の筋を寝違えていた。切支丹?

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 どらいモンのゴウダタケシ氏の名前が剛だったかどーかうろ覚えだったので、うしろの席のきょんすけ(M2)に、「ねー、じゃいあにずむ宣言のゴウダタケシって上から読んでも下から読んでもおんなじかな〜?」と尋ねたところ、即座に「ナニ言ってんデスカ!?どー考えたってチガウに決まってるじゃないデスカ!」と極めて強い口調で否定されてしまった。それはもう、ナニコノヒトバッカジャナイノ?ってな感じだったワケで。

 その1秒後、「あ…漢字でか…」ときょんすけがつぶやくのを聞いてしまったのだが、けんきう者を志すモノである以上、どー考えたって、と言う前にせめて1秒考えてから発言してもらいたいものである。

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 うむー。とりあえずテストと思ってろんぶんに載っていたパラメータで銀河を作ってみたのだが、とっても計算時間がかかって現実的ではないわん。これと同じモノをあと 100 個くらい同時に解いたあげくに、その他のダークマターの運動も追うわけだし。とりあえず置いといて別のろんぶんの準備を進める。けんきう3つ並列は効率が良いのか悪いのかよくわからん。全部自分が first ってのが良くないのだろう。second author になりたい…。ガンバレ!コウハイくん。


1月30日

ニホンゴは難しい

 オトモダチくんが髪を短くしていたので短髪推進協会の下部構成員であるところのワタシは、「あ、カワイクなったね。」とおべんちゃらを言ってみたりしたワケだが、「褒めてもなんも出ないよ。」とヨのためヒトのために無欲でおべんちゃらを言ったワタシにツメタイ返事。シタゴコロなどないのだというコトを理解していただくため、

「別に頭ガイコツの外側の一部を覆うモノの形態を褒めただけでゴハン奢ってもらえるトカ思ってないよ。頭ガイコツの外側を覆うものとしてはガンメンの方がずっと重要だしね。だいたい外側より内側の方がより重要であろう。あ、内側はカワイーカモね。梅干並みにカワイかったりして、ノーミソ。」

と釈明したのだが、釈明を終えたワタシが見たモノはオトモダチくんの鬼の形相であった。ニホンゴは難しい。

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 やっぱり銀河が蒸発する。Hernquist のバカ。集録明日までか…。


1月29日

あぶせんと

 めまいと頭痛と吐き気が治らないので病院に行ってみた。予想通り原因不明。眼球の動きとかにめまいの症状がないので、そのうち治るんでないのん?と言われてめまいの薬と精神安定剤を処方してもらう。聴力検査も受けさせられたのだが、その結果、高音域では普通のニンゲンにくらべて圧倒的に感度が良いのに、低音では老人並みとの驚くべき結果が。コウモリと老人のはいぶりっど♪

 そういえば、けんきう室には計算機がありすぎて、それらが発していると思われるキーンという高い音が満ち満ちており、まるで真夏のセミさんのようなのに、きょんすけ(M2)に「この部屋うるさいよねー」と言ったら「そんな音してませんよ」と言われ、耳鳴りかしらん?と思って廊下まで行くと聞こえなくなるので、なんだやっぱ音鳴ってんじゃねーか、きょんすけのヤツ額の horizon ばかりでなく耳でまで老人力がアップしてやがるな、などと思っていたのだが、単にワタシがフツーは聞こえない音を拾っていただけらしい。

 午後、駅前に留学してる間にほんまもんのげーこくから Tatary Okamoto 宛に電話がかかってきたのだけど、えーごを話せる唯ヒトリのインセーであるところのワタシが留学中という皮肉な事態に、電話を受けたヤギー(M1)が Tatary Okamoto と言う単語のみを見事に聞き取り、ヒトコト「あぶせんと」と言ったらしい。せめてどっからの電話だったのかくらい聞いとかんかいおらぁ!あと、せんせーに代ってもらうとかさ…

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 蒸発しない銀河が欲しい。


1月27日

ふわふわ

 あまりに気分が悪かったので昨日は珍しく早めに帰ってとっとと寝た。で、12時間後にオメザメ。本当に疲れていたらしい。が、寝たらすっきりするというワケでもなかったらしく、今日もひどい肩と首のコリ、あんど変なふわふわ感。しばらく code を眺めていると吐き気がしてくる。

 んが、土曜は病院はやってないし、Hernquist の code の書き換えは急いでやれねばならん作業であることは確かなのでぐったりしながら、くそ fortran で書かれた 90p もの code ヨミヨミ。健康でも吐きそう。

 と、思ったら、code をほとんど書き換えなくても良いカモしれん方法を思いついた。うーむ、目を回してるとは思えないカシコサだわん。


1月26日

終了

 眩暈おこしてからずっと体調が悪い。酷い肩こりなので、気分が悪いのが肩こりのせいなのか、その眩暈にまつわるなんらかの異常のせいなのか良くわからず。難聴とか耳鳴りはないので良く分からないけど、オカシイとしたら右耳かな。なんとなく奥の方に違和感。

 とかいいつつ、で〜ろん公聴会終了。昨日練習した時はハヤクチでやって時間ピッタリだったのに、今日はりらっくすし過ぎたのかのんびりしゃべっていて時間をおーばーしそうになったわん。んで、いつも通り無事終了。ちょいと思ったのは、ノートPC とプロジェクターを使ってやるプレゼンはなんとなく聴衆の方を向いてしゃべりづらい。操作に慣れてないせいカモ知れないけど、プレゼン道的にはここら辺、もちっと訓練が必要だわん。

 で、戻ってくると机の上に計算機センターの利用の継続申請用書類が乗っていたのだけど、4月から出て行くのに流石にここのけんきう室出て行くワタシが校費で申しこむわけにいかないわよねん。つーことで、ここですべきことは全て来月中を目処に終わらせてしまおう。あとはコウハイくんにたたりのテノモノとして働いてもらうしかあるまい。

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 それはともかく M2 の方々がいよいよテンパってきましたねん。テンパり慣れてるワタシから見てもちょっとアレな感じだけど応援してますわん。コントローラー持って息抜きに付き合うコトくらいしかできないけどん。


1月25日

あとから付いてくる

 気がつけば明日はで〜ろん公聴会ではないか。こんな全然かんけーないけんきうばかり進めてていいのかしらん?で、コアラのヒトとのメールでの議論が紛糾。うにゅ〜。halo-finding の限界を世間の方々は知らな過ぎる。つか、ワタシが知りすぎてるのかしらん、もんもん。

 ケッコンしてぇ〜が口癖の悪のヒト(M2)、そもそも相手がいないという大問題を解決すべく、なにやら新しい方法を考えたららしい。突然、「僕は暖かい家庭を作り、それ守ります!」と力強く宣言しやがった。「で、その家庭はどこにあるのん?」との冷たい指摘に、「作るんですよ、あったかいヤツをヒトリで!そうすれば家族はアトからついてきます。」と。

 あはれ。


1月24日

全ては名誉のタメ

 1晩ぐったり休んだら、なんとか復活。風邪かと思っていたのだけど体温は 34.5 〜 35.5 ℃の低空飛行。まだ妙な浮遊感は残っているが眩暈というほどのものでもない。とりあえず病院は耳鼻科に行くべしってことがわかっただけでも収穫。メールや日記などで情報を下さったミナ様ありがとうございましたん。今は、舌たたりのメニエルとかになってないコトを祈るだけですわん。

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 先日、名誉きょ〜ぢゅというのは、定年退職したきょ〜ぢゅはすべからくなれるモノなのか、それともなんらかの資格を必要とするものなのか、きょ〜ぢゅにならんとなれないのか、というギロンをコウハイくん達としていたのだが、まだきょ〜ぢゅになってない現役のヒトに向って、「いやいや、ほげほげ氏は名誉きょ〜ぢゅですから。」みたいな使い方をすると名誉白人みたいでとってもイヤ!というコトを発見し、使いたくてたまらない今日この頃だが、それをガマンできる程度にはオトナなワタシである。


1月23日

世界は回る

 昨日、英会話に行った時にダイガクセーと名乗るオンナノコが、"I'm tired." と言ったので理由を尋ねてみると、"I had to go to volunteer work." と言うので、オトモダチくんと volunteer なのに have to !と大笑いしていたのだけど、今日、某すぽーつ新聞のサイトーでサッカーのコーナーを読んでいると、「市原強制自主トレ」と書かれていた。

 こうなるともうアレだ。謙虚な僕としては、僕がニホンゴの有志とか志願とか自主とかのコトバのイミを正確に知らないのではないかと疑ってしまう。きっとそれらのコトバには「無償で」等のイミがあるにも関わらず、僕には教えられず、僕の目につくところにある辞書からもそれらのイミが削られているにチガイナイ。そんで僕が、「have to go to volunteer work だって、くす♪」とか、「強制自主トレってナニ!」等と言っているのを見て、ホントのイミをご存知の世間のミナ様は僕をあざ笑っているにチガイナイ。むっきー。みんな死ね。

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 などと妄想の翼を大きく広げていたら、突然のめまいに襲われた。僕はディスプレイを見てるのに視界の中をディスプレイが右から左へと横切って行く。参ったね、と思って天井を見上げれば天井は左回りにぐるんぐるん。目をつぶっても自分が頭の方向に角運動量を持って自転しているように体感。ようするに右回り。おげ〜。

 モノにつかまりながらヨロヨロとゼミ室のそふぁーまで辿りつき倒れ込むが、前述したように目をつぶっていても回っているのでキモチ悪くなって何度もトイレまでヨロヨロと吐きに行く。3時間ほど眠った後に目を覚ましてみると、「それでも世界は回ってる」なんてことはなかったのだが、まだ平衡感覚がおかしくて眩暈も存続中。

 頭痛とかはないので、くも膜下出血ってことはなさそうだけどん、だれかこんな症状知らないかしらん?ただの過労とか貧血なら安心できるのん。


1月22日

インセーにシャワーとベッドを!

 コアラのヒトとの共同けんきう用データ作れた。あとは図を作って考察するだけか。楽勝だわん。ナゼ今まで手をつけてなかったのかしらん。とりあえず、どんな結果になっても論文にはできそうなので、とっとと終わらせてしまおう。

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 さてナカヨシくんからなんと新しくできた建物の方にはシャワーが有るらしいとの噂を聞く。おおおおお、それは追いつめられてオトマリするときには最強のふぁしりち〜ではナイですか!とイロメキ立ちながら、それはまさか廊下をちょこっとだけ凹ませたドアも付いてないところにある緊急用シャワーのことではないでしょうね?と尋ねたところ、ちゃんとしたヤツだとのコト。どうやら5号館地下にあるダレも使わない工作室というところにシャワールームがあるらしい。「工作室の鍵はどうなってるのん?」と質問すると、「開いてるって話だよ。」と。そんなバカな。

 で、シンデレラがとっくにタダの小汚い小娘に戻った頃にまだ残って「しゅ〜ろんのイントロがかけねー!」とベソをかいている悪のヒト(M2)とシャワー見学にでかけた。夜中のダイガクは夜中の小学校と違って全然怖くないのよん。で、辿りついてうおりゃ〜と工作室のドアを開けようとしたところ、新館の妙に立派なドアはビクともしやがらない。ワタシダマサレタノン?

 ガックリと肩を落としながらも、ワタシを大胆にも謀りやがったナカヨシくんのけんきう室に殴り込み。べるぎーのポスドクに応募するのだと書類をカキカキしてるナカヨシくんの横で、"ワタシはもう採用されましたよダンス"を踊りながら、「鍵がかかってたのですが…」とオズオズと切り出す。「ほんと〜?でも鍵がかかってたなら開ければいいじゃない。」とアタリ前のコトをぬかしやがる。鍵などナイ。「以前、配られたよ。」と言ってゴソゴソと棚を漁りに行き、コレコレと言いながら戻って来たナカヨシくんの手には「シャワー室」とラベルを貼られた鍵が。うにゅ〜。

 「配られなかったのん?」と逆に尋ねてくるナカヨシくんに、「我々は旋盤工ではないので工作室の鍵など配られないのですよ。」と答える。「そっか〜」と言ってる横で、「コイツの合い鍵をコソコソっと作ってきちゃダメですかねぇ〜」と卑屈な目をしながら言ってみてもアッサリ却下。

 ということで、しゅ〜ろんのテーマを「旋盤で作る宇宙の構造」に変更するヒト募集中。


1月21日

どっちやねん

 有袋類の国に立派なコアラになるために修行に行ったシリアイのヒトとメールでやり取り。7月にとーきょーでやる国際会議にはでないのん?と聞かれてナニソレナニソレ?と教えてもらいウエブーサイトーを見に行く。今のところ、ワタシの未来のボスも invited で来る予定なのねん、というコトを知り、では申し込みますかと 1st circular をヨミヨミ。

 んで、Symposium 名が「Astrophysical Supercomputing using Particle Simulations」だったので、粒子法でやってるワタシにはぴったりだわん♪と思って読み進めていたのだが、途中で絶望的なキブンになる。circular にはこう書いてあった。

"This symposium will focus on the astrophysics with large scale computer simulations with emphasis no particle-based approach"

のぉ〜ぱーてぃくるぅ!?

 で、諦めてスゴスゴと帰ろうと思ったのだがタイトルにはしっかりと Particle Simulation と書いてある。みゅー。ってところで、emphasis に続いているということは no は on を打ち間違えてしまったのだわんということに気付いて1件落着。日本を離れる前に最後にここで発表しとこう。

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 で、コアラのヒトとメールを遣り取りしてる間に、そう言えばなんか共同けんきうをやってたハズってコトを思い出して「今、思い出したんだけどアレ、どーなってる?」と質問したところ、「そーですか、思い出しましたか。僕は忘れたことはありませんが。」との温かい返事。忙しくてとても手がまわらんとのことなので、こっちで解析することに。ま、ワタシがやれば1日で終わるわん。なら、早くやっとけと言われそうだが役割分担が不明確だったのがイケナイのよん (1st author をどっちにするかも決めてなかった)。

 ごちゃごちゃと銀河形成的世間話をするうちに、ちょっとアイデアが浮かんだので手下と化してる悪のヒト(M2)にやってみない?と御誘い。乗り気みたいだし、なんとかやれそーとの返事なので楽しみ。悪のヒトも上記の symposium に申し込むよろし。


1月20日

有段者

  悪のヒト(M2)が、

「たたりさん(仮名)、あっち行ったら『オレはブラックベルト持ってんだ』って言ってやるつもりなんでしょ?」

と、相変わらず意図が見えにくく、それ故会話を続けづらい話の振り方をしてきたのだが、センパイくんとしてとりあえず会話を続ける方向で努力せねばなるまいと思った剣道有段者のワタシは、

「でもけんどーならブラックベルトよん。」

と答えた。すると、

「僕は痛くってすぐやめっちゃったからホワイトベルトですよ。」

とヨワヨワなコトを言う悪のヒト。それを聞いていたきょんすけ(M2)は、

「僕もすいえーの有級者ですよ。」

と力強く言った。

「そ、それはもしやホワイトパンツってコトでしょうか?」と、話は妙な方向へ逸れだして、結局、世のハハのヒトがコドモを水泳教室に通わせるのはオトナに成る前に、一刻も早くブラックパンツにはきかえさせる必要があるからではないかとの結論に辿りついたのである。

「最近は透けない素材がありますよ。」

と、悪のヒトが指摘したのに対して、そんなコトは分った上で話を膨らませていたのに空気を読め!と言うのは酷な話であろうか。


1月19日

網走まで何マイル?

 転んだヒトを見かけたら+1ポイント、 自分が転んだら-1ポイント、100ポイント で流氷つあーが当たるという噂さが「けんきう室内で」流れているのだが、ここ最近のつるつるっぷりの良さにやっと 5ポイント まで溜めることができた。1度も転んでないのに流氷までまだ95ポイント。 網走は遠い。

 ちなみに今こんな感じ。北海道にいる間に1度くらいは流氷が見たかったよん。


1月18日

ぶ〜んしん!

 御祝いのメール下さった皆様、どーもありがとうございましたん。羨ましがって下さった皆様、これからもがんばって下さい。こっちもがんばらんとあっという間に殺されそうですが。

 というわけで、PD が決定したとは言ってもで〜ろん発表がなくなるわけでも、今やってるけんきうをちょっと休んでもいいわけでもなく、単に、本気でえーごを上達させる必要性が生じた上に、行ってすぐにポイされないためにはアチラで期待されているであろう code 職人としての腕前に磨きをかけておかなければいけなくなったのだ…というコトに気付き早くもうんざりしている今日この頃である。

 さて、やってみたいコトはいくつもあるのだけど、目の前のけんきうに追われてなかなか手をつけることができない。しかしながらコウハイくん達はコウハイくん達で今ごろしゅ〜ろんに追いかけ回されていて忙しそ〜。かと言って、しどー教官に向って「ヒマならこんな計算やってみないカイ?」と声をかけるのもなんとなく気が引ける。そのような状況なので、「コウハイくんもせんせーも何にもいらないから自分があと2人欲しい」と叫んでしまったりなんかしちゃったりしたのだが、ふと気付いて「でもそうしたら、それぞれのワタシがお互いを指差しながら、『あんなヤツいらねーから自分があと2人欲しい』と叫んでそうだ」と言って周囲の方々に力強く頷かれたのは分ってはいてもなんかアレなのである。


1月17日

やったー

 えーと、飢え死にせずに済むことになりました。秋から2, 3年、イギリスの Durham 大学でポスドクをやることに正式決定。第一希望だったのでうれしいわん♪とゆーことで来年以降、海外のポスドクに申し込むヒトもいるカモしれんのでちょいと経過を書いておくわん。

 9月頃、学振の海外特別研究員のハズレ通知を受け取りこっちの金ではなくあっちの金で行く覚悟を決める。AAS Job Registerで研究内容が合致するところのをガンガン落とす。curriculum vitae って何? research interests ってどーやって書くのん?

 10月に同学年の知り合いがオーストラリアのポスドクに通ったと聞き、彼の CV や research interests をもらう。マネしてかきかき。出来あがったところでどこも推薦書が最低3通必要なことに気付きガクゼンとする。うちのけんきう室はちっこいので3人前も集められん。おまけにみんな分野が僕とチガウんだけどん…。で、分野の違いには目をつぶって、しどー教官ときょーぢゅに推薦書をお願いする。もう一通は、共同けんきう者の元しどー教官にお願いしてみる。書いてもいいが、まず下書きを書いて送ってくれとのコト。自分の推薦書かきかき。

 最初の〆切は11/15。しどー教官ときょーぢゅに急いでもらってばたばたと速達で送る。第2段は12/1〆切。外部のせんせーとしどー教官からの推薦書はもう全部集まっていたのできょーぢゅに急いでもらう。少しでも当たりやすいよう research interests を微妙に書きなおす。えーごの間違い多数発見。ヤバイ。

 次の〆切は12/15。きょーぢゅがなかなか推薦書を書いてくれない。毎回少しでもいい推薦書をってことで新しく書き直してる様子。イイヒトだ。急いでもらってまた速達で送る。このとき申し込んだ2つほどは割と行きたい大学。

 「宝くじみたいなもん」、「20個所くらいに出して、1つあたれば良い方」、「何、競争率の高そうなところばかり出してんの?」、「ふつードクター取りたてホヤホヤの見たコトない日本人なんて採らないよ」等の不安になるようなコトをいろいろ言われて焦る。取りあえず申し込んでみようと決めた9つのうち残りは2つで、まだどこからも良い感触は得ていない。12/31 〆切の2つのうち片方は、最も行きたい大学。もう片方はやってるコトも近いし、良いシゴトしてるんだけど、イスラエルってのがでんじゃらりん。

 今まで apply した7つのどこにも個人的に contact を取らなかったのが良くなかったのカモ、と思い直して、イスラエルのきょーぢゅにメールかきかき。自分の研究の紹介と、これからやりたいこと、それがそっちの研究に fit するかどーかみたいなことを一生懸命書く。すぐに返事が来て割と良い手応え。第一希望の方には、熱意を見せつけるために売り込みの手紙と一緒に自分の論文達も添えて空輸。まー流石に論文は読まれているとは思うのだが。

 最後の二つの application も送って、どーせ当たらないのだわん!と既に悟りの境地に辿りつき、で〜ろん予備審、けんきう会等をこなしてお正月。

 学位申請をし損ねそーになりながら札幌に戻ってきて、今度はうちの大学であるけんきう会のための準備。プログラムかきかき。等としてる間に今までのプログラムにバグがあることに気付き爆死。やりなおし、あんど、新しい解析用プログラムかきかき。

 そうこうしてる間に最後に apply した Durham のきょーぢゅからメール。採用されるときは反応が早いと聞いていたので小躍りしながらメールを読む。だんだん顔色が悪くなる。そこには「電話で話し合いたいので電話番号と都合の良い時間を教えてクレ」と書いてあったのだ。電話…。電話でえーご。死んだ。「今日、明日は都合が悪いので明後日の夜(あっちの昼)に電話クレ」とウソをついて時間を稼ぎえーごを聞いて聴いてキキマクル。効かぬ、効かぬわ(←英会話の一夜漬け不能を証明)などとワケのわからんことを言ってる間にその日がやって来てその時刻がやって来た。

 きんちょーして電話に出ると、妙にふれんどりーなおっさんの声ではぅあーゆー。あ、あぃむぐっ、あんぢゅ〜?。なんて挨拶のあとに色々と質問される。プログラムはどんくらい速いのかとか、それを書くのにどれくらいかかったか、とか、他に何が出きるのか、とか、どんなことに興味があるんだ、などなど。ぐったりしながらも根がおしゃべりなので下手なえーごでしゃべり倒す。ソコの他のせんせーが君に Birmingham の研究会で会ったって言ってたよーなどと言われて、あー会いました、会いました等と世間話も交えつつ。キツイ。

 で、次の日突然、「キミが第一候補だ」と書かれたメールが届いた。まじ?しかし、メールのどこにも、採用決定とは書かれていない。「選考委員5人にうち2人が出張中なので来週結果がでる。結果が出次第教えるわん。」と書いてある。不安だ。もう通ったようなもんと思いながらも、いやいやわからんぞという不安を消すことができずにモンモンとしながら研究会の準備。どんどんバグが出てくる。しにそー。なんとかギリギリ間に合って荒っぽい発表をしたのが昨日、よれよれになって泥のように眠って朝、T大のヒトの話を聞くためにのたのたとガッコに来たら、採用決定のメール。やた!

 T大のヒトの計算法の話を聞いて、午後からバイト。バイトを終えた後に各方面に進路決定を伝える。推薦書を書いてくださったミナサマありがとー。Durham に「行くわん!」というメールを書いた2時間ほどのちメールが届いた。イスラエルから…。「キミが第一候補だ!」そのメールにはそう書かれていた。なんてこったい。

まとめ to コウハイくん達へ

 今回、かむかむと言われた二つはどちらも個人的に向こうの偉いヒトに突撃メールを送ったところ。ポスドクになるためには意欲を見せつけるのはとてもとても大事だと思った。あと、どちらのグループも僕の論文を refer した論文を書いてるので、そーゆーところを選んで重点的に application を出すのも良い手かと。さらに、モゲモゲがキミのコトを知っていると言ってたよ、と言われたように、直接話したことがあるってのもかなり効くのではないかと思う。海外のちっこい研究会にでてぐいっと肩をひっつかんで自分のポスターの前に連れて行き、強引にですかっしょんした挙句に、読め、読むのだと最新の論文 or preprint を押しつけるのがスマートだわん。

 いじょ。


1月7日

屈辱的

 みゅー。N-body simulation から (galactic) dark halo の merger tree を作成する時に少しでも ambiguity を取り除いてやろうと、code の minor というよりほとんど major change. しかもこれでは物理じゃなくて情報処理だよってなプログラム。とほ。あとちょっとで出来るかな。

 んで、疲れたんで気分転換に非日常を更新。日記のタイトルはこっちのコトよん。


1月5日

やばかった

前回までのあらすじ

 足の裏にへばりついた米粒(取らなきゃ気になる、取っても食えない)こと、博士号の取得が教官会議で内定してるハズのワタシ。あとはセレモニー的なモノだけだわんと思っていて、必要書類も全て指導教官に渡してから帰省していたはずだった。実際それに間違いはなかったのだが。

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 新千歳空港で荷物待ちをしていると携帯がぷるぷる。コウハイまちるだくん(D1)の名前が表示されている。うーみゅ、ワタシに用事があるとはおもえんのだが…と、思いながら出ると、

「たたりさん(仮名)、学位申請が今日までなのにまだ書類提出してないらしいですよん」
「ええー!?」
「あ、ちょっと、ヘイブせんせー(仮名)にかわります。」
「りょーかい。」
「あ、たたりくん(仮名)? 書類今日までなんだよね。まだ出してないでしょ。」
「初耳です。いや、新年とかそゆの全部抜きにして、初耳です。もう間に合いませんね。どどどどどーしましょう?」
「とりあえず教務に電話して飛行機が遅れたからとかなんとか言ってみれば?」
「りょーかい。電話番号を教えてください。」
「011-hoge-mogemoge」
「では!」

 そしてすかさず、今度は教務に電話。ピポパピポパ
「へい、コチラきょーむ、どーぞ。」
「学位申請が今日まででしたよね?どーぞ。」
「その通りです、どーぞ。」
「実は飛行機が遅れてしまって間に合いそうにないのですが、どーぞ。」
「今、どこですか?どーぞ。」
「千歳に着いたところです、どーぞ。」
「書類は出来てるのですか?どーぞ。」
そもそも何が必要なのか知らないのん もちろん手元にあるです、どーぞ。」
「では、窓口は閉まってますが直接教務に持ってきて下さい、どーぞ。」
「了解しました。何時まで大丈夫ですか?どーぞ。」
「6時半までは確実にいます、どーぞ。」
「了解しました、どーぞ。」
「では専攻と名前をどーぞ。」
「たたり〜な(仮名)ぶちゅりよ〜ん♪、どーぞ。」
「ではお待ちしております、どーぞ。」

 ふむ、6時半か。直接ガッコに行ったとして着くのが5時半。1時間で準備できる書類じゃなかったらどーしましょう。と、思いながら狼輪愚寿司のように出てきたトーナメントバッグをひっつかんで JR へ。そこへ、話を聞いたらしい、悪のコウハイくん(M2)からメールが届いた。ぶるぶる。

ガクイ、ダイジョーブアルカ?

シメタ♪前回に続き遠隔操作が出来るカモ。さっそくお返事。ペースメーカーな方が密着してきたとしてもオレの学位の為に死んでクレ、キミの犠牲は忘れないわん、な心境。

ダイジョーブナイ。必要書類を教えて頂きたいアル。

必要書類
1. hoge
2. moge
...
6. で〜ろん
各2部
でもコレ前作ってなかたアルカ?

作ったアル。しどー教官に渡したアル。他の用途に使用されたと思うアルが使いまわせないか聞いて欲しいアル。ダメなら hoge の moge に D.ps という file が置いてあるので2部印刷しておいて欲しいアル。

 そして連絡が途絶えた。吹雪のばかー。焦っても仕方がないのですっかり落ちついて姑獲鳥の夏@京極夏彦なんぞをヨミヨミ。札幌駅に到着後、ガッコまで雪道をだっしゅ。大学の立地条件が良くて助かった。

 けんきう室に着くと、悪のコウハイくん(M2)が「あ、使いまわせるそうですよ♪」と言うのでせんせーの部屋に駆け込み、以前渡した一式を2部受け取る。う〜む、帰省してる間にコレをせんせーが出しといてくれるというコンセンサスが得られたつもりでいたのにどうやら意志の疎通に問題があったようだ。おそらくコレはバタバタしていたワタシの問題であろう。そんで、教務に行くと、「大変お待ち申し上げておりましたん。」とニコヤカに言われヒタスラ恐縮。おっけーです、と言われた後、仮製本2部を何月何日まで、本製本2部を何月何日までというスケジュールになっているので今度は頭のカタスミにでも覚えておいてくださいね☆と、とびっきりのスマイル。ひーん。

 もしも、しどー教官(47)が今日の4時頃に思い出さなかったら、そしてマチルダくん(D1)が携帯を使うコトを思いつかなかったらと思うと鳥肌モノ。因みにワタシが姑獲鳥の夏を読んでいる頃、けんきう室ではしどー教官がコウハイくん達に「事務は機械的だから駄目カモね〜」と言いながら、如何に今まで事務的処理の前にがくせーくん達が敗れ去って来たのかを語っていたらしい。みゅー。

 予備審も教官会議も通って学位申請し忘れたら伝説になるところだったわん。


1月3日

オペラグラスじゃ駄目ですか?

 さて、昨日は日記にも書いたようにバリバリやるわーん♪とヤル気十分でいつも使っている並列計算機くんにログインしようと思ったのだが応答なし。ほげ〜と思いながら ping ってみても応答なし。もう一人のユーザーは一身上の都合によりずっと前から帰省中だし、せんせーもお正月、そしてワタシは琵琶県という絶望的な状況で、それでもなんとかならんものかとけんきう室のワークステーションを片っ端から調べ上げ、ダレか来てないかチェックチェックチェック。結論…おらっしゃりません。

 しかしながら悪のコウハイくん(M2)は絶対に現れるハズである。何故なら彼のしゅ〜ろんがそりゃーもう見事なまでに危機的状況であったコトをワタシは知っており、その状況でのほほんとできるほど彼が豪気な漢(おとこ)ではないことは周知の事実である。故にワタシはへるぷみー的メッセージを彼のホームページに書き残しておいたのである。ジンジを尽くしたのであとはテンメーを待つのみ。

 そしてぼへ〜と読書をしていると携帯がぶるぶる。コーハイくんからのメールである。にやり。電気のいらないあいどーもでコーハイくんを遠隔操作。一般ユーザーでもない彼をすーぱーゆーざーに仕立て上げ作業を指示。いろいろとらぶったが解決。ワルモノは帰省中のもう一人の計算機係か、敬愛してやまないしどー教官サマってことね。はふん。なにはともあれコーハイくんにありがとさん。再びばりばりやるわーん♪とやる気をむんむんに漂わせてひたすらプログラム。がんばって作業してくれたコウハイくんにむくいるためにもこのまま夜明けまでご〜なんて考えてたらまた携帯にメールさん。

 ということで、こちらのオトモダチくんとメールを何往復かさせたのちソソクサとオヤスミなさい。てきとーにハヤオキくんで「13 days」, ケビンくんがワカテ〜?まあしかし、相当がんばってカントクがケビンくんを抑えたのか、彼は比較的控えめでさほど映画の邪魔をせず。ナカナカ緊張感があってよい感じ。キューバ危機ってここまでヤバかったのかほほ〜んと見てる間にワタシは米ソとは全然かんけーない戦いに身を投じるコトとなった。尿意である。2時間半もあるのに朝からりにょ〜効果バツグンのコーヒーやら紅茶やら飲んでたもんで。

 無事第三次世界大戦の危機を回避し、皆様が「外交史に残る金字塔だぁ〜」などと喜んでいらっしゃる頃、ワタシも自身が危機を回避したことを知り、その偉大な勝利に酔いしれ…ていたワケもなくソソクサと席を立ちお化粧室にかけこんだのである。ということで、credit が流れてる最中に席を立つヒトがいてもあまりツメタイ目で見ないで頂きたい。世の中には余韻なんかよりずっと大切なモノがあるのだから。それにしても映画を見ながらこんなにハラハラしたのは久しぶり。

 そして、食事したのち無印でいろんなお茶の量り売りをやっていたので最も高級な中国茶であるとワタシが認識しているところの「銀針白毛」をちこっと買う。フルートグラスに茶葉をいれて直接お湯をそそぎ、茶葉があがったりさがったりするのを愛でながら飲むのが正式らしいのだが、当然そのようにしゃれたモノはウチにはなく、ちょい冷ました湯で普通にポットで入れて飲んだのだがンマかった。ナマグサイサワヤカサ。しかし、チチのヒトはおそらくおっとろしく薄いお茶やな〜と思って飲んでいたにチガイナイ。白茶ってそゆもんよ。

 明らかに大統領(JFK)よりケビンくんのが年寄りに見えるのだけどん、設定上は逆よねん?なんてことは気にせず、プログラムプログラム。


1月2日

ほーふ

 明ければめでたいというほど単純なものではなかろーとぶつぶつ言いながらも毎月1日は映画の日ってことでコレも帰省中のナカヨシくんに誘われて昨日はいつもと反対向きの電車に乗って「What lies beneath」を見に行った。大好きな「壁の中に誰かがいる」的たいとるにちょっとひかれたのだが、まぁ1000円だからこんなもんかと自分を納得させてケーキむぎゅむぎゅしてから帰宅。正月は人も車も少ないわねん。

 大量のTODOが北の大地の計算機のナカに眠っており、ちょいと繋いで処理しなければならないのだけどん、ソレハソレコレハコレってことでごろんと横になって前日読んだ「ハリー・ポッターと賢者の石」の続編の「秘密の部屋」へと突入。普段から、犯人を考えながら読むような本ばっかり読んでるせいで途中でだいたい結末が見えてしまうのと、HTMLを覚えたてのヒトの文章のようにそこかしこが無意味に太字になってるのを除けばナカナカ。むかしミヒャエルエンデなんか好きだったのを思い出させてくれましたん。3巻はまだでてないそうなので家に転がっていたいたペーパーバックのやつを奪うコトに。

 早速そのペーパーバックを開いたものの、うぎゅっ、こんなえーごは読む訓練を受けてまへんちぅコトで一時的に白旗ふりふりして先に「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」に手をつける。信者が教祖について書いた本ということを一応頭の片隅においといてさらっとフェミニズム入門。ケンカについてはがくもんの世界では当たり前のコトしか書いてなかった…。もっと真綿で首を絞めるようなやり方をご教授願いたかったのだけどん。

 つーことで、キライな雑煮をエンギモノだからと無理やり食べさせられた以外は初詣にも行かず怠惰な正月。今日からバリバリやるわよ〜ん。つうことで唐突に今年の抱負とかイロイロ。


モドル