研究・観測対象

 単一鏡観測


 単体の望遠鏡として使用します.口径が11m,観測波長が約1.3cmなので,空間分解能は約4分角となります(けっこう大きいです).

 超長基線干渉計(VLBI)観測


 望遠鏡の空間分解能は観測波長に比例し,望遠鏡の口径に反比例します.つまり,同じ観測波長帯で空間分解能を上げたい場合には,望遠鏡の口径を大きくする必要があります.しかし,あまり巨大な望遠鏡を作るのはいろいろな点で困難です.電波干渉計は,複数の望遠鏡で同時に同じ天体を観測する望遠鏡で,空間分解能は個々の望遠鏡の口径の大きさではなく,望遠鏡間の距離で決まります.望遠鏡どうしの距離をどんどん離せば,非常に大きな望遠鏡で観測しているのと同じ空間分解能が得られるわけです.苫小牧望遠鏡は,国内の大学連携VLBI観測網(JVN = Japanese VLBI Network)に参加しています.この干渉計では苫小牧と石垣島(沖縄県,国立天文台VERA観測所石垣島局)の間が最も離れており約2500kmあります.観測波長1.3cmでは,約1ミリ秒角の空間分解能が達成できます.


観測所トップページへ