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Date:  Thu, 16 Sep 1999 08:50:16 +0900
From:  Habe <habe@astro1.phys.hokudai.ac.jp>
Subject:  [view 00086] Fwd:[reform:02093] 大学審答申の法制化の第2弾、文部省令改正
To:  view@astro1.phys.hokudai.ac.jp (view ML)	, view
Message-Id:  <19990916085013.Postino-023585@astro1.phys.hokudai.ac.jp>
Posted:  Thu, 16 Sep 1999 08:50:13 +0900
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大学審答申の法制化の第2弾、文部省令改正

 新聞報道によると、学校教育法、国立学校設置法等の改悪に続く、大学
審答申の法制化の第2弾として文部省令の改正が行われました。大学院の
1年制コースの導入、登録可能な単位数の上限設定等は今回の文部省令改
正により初めて法制化されます。また、新学校教育法、国立学校設置法等
にもとずく大学運営についても具体化されたと見られますが、その詳細は
不明です。
            9月15日 大学改革情報ネットワーク

「大学院に1年コースーー学部は年間単位に上限ーー文部省令改正」
                 (9月15日付け 朝日新聞)

 大学改革の一環として、文部省は14日、大学設置基準、大学院設置基
準など6つの省令を改正した。従来は修業年限を2年としていた大学院修
士課程について「1年制コース」「長期在学コース(2年超)」の設置を
認める▽学部学生が早い段階で単位を「固め取り」して学習をおろそかに
しないよう、1年間または1学期間で登録可能な単位数に上限を設けるー
ーなどを盛り込んだ。昨秋の大学審議会の答申で示された改革案を実施に
移した。
 大学院修士課程への新コースの設置は、生涯教育の考え方が進み、様々
な事情をもつ人が大学院で学ぶようになったことに配慮した結果だという。
「1年制」は主に会社員や公務員を想定しており、「できるだけ早く職場
に復帰したい」という希望にこたえた。夜間や夏休みにもカリキュラムを
組み、効率的に学べるようにする。「長期在学」は主婦らを想定したもの
で、家事などと両立させながらじっくり学びたいという声を受け入れた。

《改正文部省令の骨子》
▽大学は教育内容や方法について組織的な研修、研究を実施するよう努める
▽大学は学生の登録単位数の上限を定めるよう努める
▽大学・大学院は教育研究の自己点検・評価をして結果を公表する。学外者
の検証を行うよう努める
▽大学院修士課程に1年制コース(1年以上2年未満)と長期在学コース(
2年超)を設けるようにする
▽大学院に高度専門職業人を養成するための修士課程を置き、専門大学院と
称することができるようにする
▽国立大学の評議会、教授会の議事は出席者の多数決による
▽国立大学は副学長、事務局長らによる学長の補佐体制を整備するよう努める 





Asao Habe