朝から必死で部屋の片づけをしていた。そう、僕はもうすぐ引っ越すのです。その時玄関のベルが鳴った。
宗教の人かな?と思った。僕は普段はたとえ土日でも宗教の人や、新聞の人が、尋ねてくるような時間には家にいない。チャイムを何度も鳴らすので、うるさくなってドアを開けた。からかってあげよ。 「あ、お休みのところすいません」 いーえ、5時間も前から起きてました。服もちゃんと着替えたし、髪もセットした。あなたちょっと失礼。 「実はボランティアの者ですが」 ボランティアの人だったのか・・。胡散臭さは宗教の人と似たようなもののような気も致しますが・・。引っ越し手伝ってくれんの? 「恵まれない子供たちのためにお金を集めてます。靴下とかあるので買っていただけませんか?」 ボランティアの人おもむろにパンストを取り出した。 靴下?とか?全部色が違うだけのパンストじゃないですか・・
|
このページに関する質問はokamoto@astro1.sci.hokudai.ac.jp まで